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胃酸が少ない疾患について

30年以上開業医として働いているJ.V.ライト博士は、彼の診療所に来た、数千人の関節リウマチ、小児喘息、糖尿病1型、骨粗しょう症、慢性疲労、うつ病やその他多くの異なる疾患を患う患者たちを治療してきて、唯一のことを発見しました。彼らはすべて一つの共通点を持っていました:彼らの胃は十分な胃酸を分泌してませんでした。胃酸分泌が少ないことが、多くの病気の引き金になるということなのです。 低酸症・胃酸減少症とは、胃酸の量や濃度が通常よりも少なくなってしまう症状で、 消化不良、食欲不振、胃もたれ、下痢、腹痛、不眠などの症状が現れます。「胃酸過少」または「胃酸ゼロ」の状態が続くことで、胃の中に腐敗菌が増え、反射的に「胃酸過多」になってしまうのです。胸焼け、胃の持たれ、吐き気、痛みなどあたかも胃酸過多が原因のようですが、あまりにも少ない胃酸の分泌は、あまりにも多い胃酸の分泌と全く同じ症状をしばしば引き起こしてしまいます。一般的に信じられてることに反して、胸焼けや消化不良は、通常、低(減)酸症によって引き起こされています。この病気は私たちの人口の半分にまで影響を及ぼしているということが、今アメリカでは大変話題になっています。また、個人差がありますが、民族学的に日本人は胃酸の分泌が少ない民族だと言われています。 低酸症(胃酸過少)は、多数の深刻な疾患を持つ人々に偏って発症します。胃酸の分泌が少な過ぎると、タンパク質がうまく消化されなくなり、腸内に毒素を生み出し、病気になる基を作ってしまいます。また胃酸が少ない状態だと、胃に善玉(健康な微生物叢)より多くの悪玉(バクテリア、ウイルス、寄生虫、ガンジダ菌等)が住みやすい環境をもたらし、その結果免疫力を低下させてしまうのです。そしてさらに、リウマチ性関節炎、喘息、アテローム性動脈硬化やカンジダ菌などの伝染病をもたらす可能性が高くなります。ですので、多くの場合、消化機能不全を正すことによって、これら多くの病気を劇的に改善することができるのです。安全で安価な塩酸サプリメントペプシンおよび他の消化酵素、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、植物薬を使用して、通常の胃の機能を回復することにより、患者たちの疾患状態を改善したり解消する手助けすることができます。この治療法には、危険な副作用のリスクがほとんどありません。 診療所に来た喘息を患う子どもたちの50%以上を、気管支拡張薬とコルチコステロイドを投与しないで、胃酸を正常化し適切なビタミンB12を投与するだけで、子供たちの喘鳴を緩和することができたのです。真実は、喘息のコルチコステロイドと気管支拡張薬を毎日そして一生服用している患者たちは、そうしないと喘息を治すことができないということです。コルチコステロイドと気管支拡張薬は、単に症状を抑えるだけでなく深刻な副作用があります。 これらの子供の喘息の原因は、彼らの気道ではなく、彼らの胃にあるのです。確かに、喘鳴、気管支の炎症といった症状を迅速に処置することは、一時的に患者たちを楽にしてやることができますが、原因そのものが取り除かれる訳ではありません。原因を取り除くことによって、しばしばさらに治療することなく症状は治まります。胃の酸を最適なレベルに保ち、ビタミンB12が投与される限り、患者たちは元に戻ることはありません。診療所に来るすべての子供たちの半分の喘鳴を治すことができたのはこのためです。胃酸過少に関連する病気で、胃の機能に対する適切な注意によって、改善または治療することができる疾患の一例として、小児喘息をここで挙げました。   低酸症(胃酸過少)に関連するその他の疾患の治療研究の参考資料: